京都発大型ウタウタイ、
ヨウヘイのブログでございます。


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高知という場所。
ようやく少し落ち着いたので、
高知という場所について考えてみることにした。
しばらく来れそうにないからね。
長文注意。

まず、四国との出会いである。

高校時代に自転車で四国一周したのだ。
当然四国で一番でかい高知での時間が一番長くなる。
当然高知の人たちと関わる(というか助けてもらう)時間が増える。

その段階でもう、高知の人が好きになってしまったのである。

お遍路さんがあるからかなぁ。
触れ合う人みんな優しくて親切で、
なにより豪快であった。

そんなわけで高知の事ばっかり考えるようになってた高校3年生。
センター試験の結果で合格判定Aのリストに高知大学を見つけた僕は、
先生その他の反対をぶっちぎって高知大学入学。
京都を離れる時、コブクロ「Yell〜エール〜」を聞きながら、
車の中でボロボロ泣いていたのは秘密なのである。

こうして初めての一人暮らしが開始したわけである。

まぁ素晴らしくバカな友にも恵まれ、酒を覚え、
視野が広がり、知識と技術が身についた。
今の僕の基礎に当たる部分は完全に高知で育まれたものである。

素晴らしくも切なく愛しい毎日が過ぎて、
3回生の冬、いつものように飲んだくれていた僕は、
同じく飲んだくれていた山本修三に出会った。
その時は面白い酔っ払いだなぁくらいにしか思っていなかった僕は、
数ヵ月後にこの男のワンマンライブを見に行くことになる。

いつも酔っ払ってフラフラしていたあの男が
ぼんやりと浮かび上がる照明の中で鳴らすギターと声は、
たぶん、僕の脳みそのどこかに触っていったのだと思う。
次の日から僕は放り投げてあったギターを抱えていた。

そして、作曲、ライブ。
すでに夏休み春休みは毎回沖縄に行っていたので、
沖縄に行ったときに書き溜めていた曲をマイクの前で歌うのは、
なんだか不思議な気持ちだった。キャラバンサライ、B.B.CAFE、Ring。
今や高知の家と化している(笑)オセロに初めて足を踏み入れたもこの頃である。

卒業論文の為に夏から校了の冬まではライブもしなくなり、
卒論提出後〜卒業までの間に数回ライブして、
高知での一年足らずの活動は終了してしまったわけである。

僕はバカの一つ覚えのように沖縄へと旅立ち、
一年間阿呆のように暮らしていた。
一生の付き合いになるであろう友がたくさんたくさん出来た。
飲んでばかりで、ライブは一切せず、
ただ酔っ払って屋上で弾き語る毎日だった。
でもそんな僕の歌をたくさんの人が愛してくれたのだ。

馬鹿馬鹿しくも愛しい日々は過ぎ、
京都に帰ってきた僕は、右も左も分からない状態でCDをリリースさせてもらう。
「Letters」のリリースがもう2年半前の話である。
4年間ほとんど帰省する事なく高知で過ごし、
沖縄での一年を経て帰ってきた僕はまさに浦島太郎状態であったと思う。
右往左往しつつ手探りで始めても壁にぶち当たる。
結果が目に見えてこない、悔しいライブばっかり。
泣きたくなる。やめたくなる。意味ないよな。
でも、「Letters」がいるから辞めるなんて言えない。
ジレンマ、ギャップ、見栄、現実、色んなものが攻め立ててくる。

その時、高知から電話がかかって来た。

オセロの小川さんだった。ライブせんかよ?と。
山本修三との2マンだった。
二つ返事で承諾して、心はその瞬間にもう高知に帰ってしまってたと思う。
あの男に会って始まったヨーヘイが、
ヨウヘイになった今。何かが変わるかは分からない、でも何かはわかるはず。
そう思って久しぶりにオセロのマイクに向かったのだ。


あれからもう2年経つ。


いつでも高知は、離れそうになる度に何か新しい人が、モノが、
僕を引き止める。ぐいっと引き寄せる。
それは仕掛け人になる人であったり、お客さんであったり、
ミュージシャンの友達だったりする。

高知で過ごした4年と同じだけの時間が、
もうすぐ高知を離れて経とうとしているのだ。
もう大学生だった頃の自分は霞み始めている。
それより新しい僕と高知の記憶が色濃くなってきてる。
きっと心のどこかで、昔の自分と戦ってきたんだろう。
今日までの経験と、戦わなければいけないのだ。


もういつ帰っても久しぶり、とは思わなくなってしまった。

それは飽きた、ということではなく、
常に心にあるからこそ、である。


いつ戻っても「おぅおかえり!」と、笑顔で言ってくれる。

それはきっと高校生だったあの頃の僕が、

好きになったあの豪快な「高知」に相違ない。



高知。
僕にとってのもうひとつの帰る場所。

僕が、僕に還る場所。
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